バクマン。で1番好きなシーン
漫画家になる話で、熱い内容が多い
その中でも主人公の真城最高が同窓会に参加するシーンがある
そこの会話で同世代の人達は遊んでいるのに自分は漫画ばかり描いている事に気が付く
最初はチヤホヤされていたが漫画家の生活を伝えると遊びたい盛りの人達は遊びの会話に夢中になり、次第に最高から離れていく
同窓会も一次会が終わり、仕事がある最高は帰りに漫画家コンビを組んでいる秋人と会う。
そのとき秋人はあしたのジョーのモノマネをして最高に尋ねる。
「真城くんはさみしくないの?同じ年頃の青年が海に山に恋人とつれだって青春を謳歌してるというのに......」
「秋人のいう青春を謳歌するってこととちょっと違うかもしれないが燃えるような充実感はなんども味わってきたインクだらけの原稿の上で」
「そこいらの連中みたいにブスブスと不完全燃焼してるんじゃない」
「ほんの瞬間にせよ眩しいほど真っ赤に燃え上がるんだ」
と最高が返事をする
この時、私はどちら側の人間なのか考えた
この本を読んだ時、間違いなく最高側だった
そして不完全燃焼者にはなりたくなかった
あの時は本当に周りの青春を謳歌してた奴らがダサく見えた
そして自分の仕事をしている時は燃え上がるような仕事ができていて満足だった
しかし今の職場ではそうではない
なぜなら周りは不完全燃焼者ばかりで自分も不完全燃焼者だからだ
仕事は嫌々やっていて、ヘドが出るくらいのルーティンワーク
業務の効率ばかり考えていて肝心な患者の対応はおざなり
仕事にはプライドも無い
お前らみたいにやる気ない奴がプロとして患者の前に立つんじゃねーよ
金の話ばかりしやがって
そんな中にいると自分が腐ってしまいそうだ
確かに今の職場は福利厚生、給料は良い
だから入職したが、自分の価値観はそこにはなかったようだ
やはり燃えるような仕事がしたい
そのためにはやる気ない職場を去った方が良いとさえ思う
やはり仕事は好きな事をやった方がいい
だから私は給料が安くてもやりたい仕事をやるためにお金は仕事に依存しないシステムを構築したい
だから株式投資やブログをやる
そして新しい職場で自分の知識を活かして真剣に患者に向き合って困っているプロフェッショナルな奴らと一緒に悩み、一緒に成長したい
だからこそ、本気になれるしやりがいがある
そんなことを考えていたらバクマン。を思い出したので今日はこのテーマにした
周りに左右されないくらい何かに本気になった者だけしか知ることができない世界
本気になるのも才能が必要
その才能がある自分でよかったと心底思う
そんな気持ちになった金曜日だった
以上