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PERを使った株の分析

こんにちは

今日は株価とPERについて考えたいと思います

みなさんはPERをどのように見ていますか?

もしかするとPERを点で捉えている人もいるかもしれませんがそれではPERを正しく使えているとはいえません

では正確にPERが使えているとはどのような状態でしょうか?

それはPERを線として捉えているということです

では線で捉えるとは何か?

それはある期間PERの推移を観察することです

理由は

株価÷EPS=PERだからです

株価は変動するのに点でPERを捉えていたらダメですよね?

逆にEPSは当期純利益÷発行済株式総数なので、普段は頻繁に変動するわけではありません

ではEPSが変化するのはいつか

それは決算時です

決算の度にEPSは変動するため、EPSが上がればPERは上がり、EPSが下がればPERも下がるのです

つまり株価かEPSが上がればPERは高くなり、EPSや株価が下がればPERも下がりやすい傾向にあります

もう少し踏み込んだ解説をします

株価が上がることでPERは上がりますが、この時にEPSが上がってこなかったり、最初は株価に対してEPSも相応のものだったとしても株価が上昇することでEPSと釣り合わなくなり、株価を調整という形で一時的に下げることで株価とEPSのバランスを取っているのです

そのためPERが高くて危険というのはEPSが株価に対して上がってないか、株価の上昇に現在のEPSが追いついていない状態であり、株価は下がりやすい傾向にあるのです

これをトレードに反映させると現在の株価は上昇していてPERは高くなっているにも関わらず、業績悪化しそうな株は早めに利確する必要があります

しかしPERが割高でも決算などでEPSを修正すればそのときの株価は高くてもPERが下がり、その結果、割高だったものが割高ではなくなるのです

つまり現在の株価が決算前に上昇していても業績が上がりそうな株は決算跨ぎをすることで株価の上昇に乗ることもできるかもしれません

これはなかなか予測が難しいですが、月次の売上を発表している企業は少し予測しやすいかもしれません

PERを使った取引の理想としてはPERがこれ以上、下がらないくらい割安だけど業績が上がりそうな株を見つけられると株価は上がりやすいので、そういう株があれば狙い目ですよね

では株価が割安か割高か判断するにはどうすればいいか?

それは最初に言いましたが、一定の期間のPERの推移を見て、現在のPERが過去の推移より高いのか?それとも低いのか判断する必要があります

よく株の指標を解説したサイトなどではPERがこの数値になれば高いとかここまで下がると安いという指標みたいな記載を見ますがそれだけを信頼してはいけません


正しいPERの数値を算出するにはかぶたんのヒストリカルPERやiMarketでPERと株価の推移を見て、個別銘柄毎のPERの高さを追跡していく必要があるのです

こうすればその銘柄の平均値が分かりますよね?

さらにPERの正確性を高めるためには同業他社のPERの推移と比較することも必要です

そこで何社かPERの推移を見てこの業種のPERは平均がこのくらいだから割高だ、割安だと判断できるのです

そうすれば業種別と個別銘柄のふたつの視点でPERを評価した取引が可能となるのです

みなさんはPERをどのように使っていますか?私の使い方がすべてではありませんが、参考にしていただけたらと思います

最後までありがとうございました