部活で上下関係は学べる?
昨日のブログで部活をすると②上下関係について学べるといいました
確かに上下関係は築けるかもしれません
しかし現代に上下関係は必要なのか?と思います
確かに基本的なマナーや先輩を見下すような姿勢ではダメです
だからと言って先輩に媚を売るようなことまではしなくて良いのではないでしょうか?
キングコング 西野さんは先輩より後輩をむしろ尊敬していると言っています
これは私も賛成で、特に30代になり感じるようになったのは成長の限界が見えてきたようにすら思います
だったら今までの経験を後輩たちに伝えることが社会の発展になり、そうやって人類は進化してきたのだと感じます
それには後輩の力が必要で尊敬する必要があると思います
また30代になって今までの経験を伝えるだけで自分は終わりなんて老け込んだことを言っては
ダメです
常に自分も変化し続けることは必要なのです
具体的方法としては成長する方向ややり方をチェンジして違う形にモデルチェンジしていくことがこれからの課題だと思います
そしてそれを自分目線ではなく、相手の立場に近い場所から自分の見える景色を伝えることが大切なのです
それを部活の上下関係=先輩に媚を売る方程式は成り立ちません
先日、こういうことがありました
野球部の目標設定の方法に尋ねられた時、
相談者のA君は野球部を強くするための目標の立て方を教えてくださいということでした
今、挙げている目標としてはベスト16に行く事を大目標として中目標にしっかりとランナーを進塁させる、エラーなどのミスを1試合何個までにする、小目標には選手個人個人にそれぞれの役割とプレーや鍛えるべき箇所が書かれていました
それ自体はすごく良いなと感じました
しかし中目標の中の一つに地域の人にしっかりと挨拶をしたり、社会性を身に付けるとありました
私はかなり彼とディスカッションしました
何故なら野球が上手くなることでベスト16を目指すなら野球のプレーに関する事だけを目標に挙げないと目標がブレてしまうからです
理由は高校を卒業したら仕事に就かないといけない子供達が多いからでした
確かに社会性を身に付けることは大切ですが、社会性を身に付ける事で野球が上手くなるのか?
じゃあ野球の練習を辞めて挨拶や掃除、地域貢献だけをするチームが甲子園で優勝できるのか?
それを伝えたが納得して貰えませんでした
実は私も国家試験に落ちるまでは似たようなことを思っていました
それは国家試験を初めて受けた年、クラス全員で神社に参拝して合格祈願をしました
結果、国家試験は落ちました
二回目の国家試験の時もクラスでお祈りに行こうとなったのですが、二回目は行きませんでした
その理由を書くとバチあたりなですし、不快に思う方もおられるかもしれません
しかし書きます
理由は神頼みしても成績は上がらないからです
それならその時間を使って、テストで間違えた所を暗記した方が神頼みするよりも確実に1点以上点数は上がり、国家試験合格に近づけます
だから行きませんでした
結果、国家試験に合格することができました
もちろんそれが全てではないですが…
野球の目標も同じで野球に強くなりたいなら野球の目標に焦点を絞るだけでいいのです
結局、A君は部活でキツくマナーを守るように
先輩に味わされた苦汁を指導するという形で自分が先輩に味わされた苦汁を後輩にも味ってもらいたいだけなのです
それ以外にはないのです
だから理由を聞いても抽象的な理由でしか答えられず核心を突いた答えを言えないのです
これは部活で築ける上下関係という幻想に縛られてきた結果なのです
後輩の本当の答えは深い意味はないけど、自分もしてきたから重要なんだろうという錯覚を起こしている後輩もある意味、部活の被害者なのかもしれません
それが見極められないようであれば、いつまでも人が轢いてきたレールでしか生きられない
自分で事実を調べようとせずに、今までの風潮が正しいという間違ったルールに乗ってしまうのです
例えば投資などはまさにそうです
やったことないのに投資は危ないものだ
そういう人にじゃあ何が危険なの?
って聞くと答えられないのです
国はNISAやiDeCoなどの制度を整えて安全に投資できる環境を作ってくれているのにそれを知らない、知ろうとしない
結果、妻からあなたの収入が少ないからと言われてしまいどうすることもできないから喧嘩になるのです
こういう人は大したことないのに拡大されて報道されているニュースや流行りのものに乗って、飛びついて買いに走り、本当のそれの価値がわからないのにハマっていると錯覚を起こしているのです
だから貧乏から抜け出せない
勉強とは、こういう世間で当たり前と言われているものが、本当の所は正しいのか間違っているのかを証明することにあると思います
だから世間に騙されないためにも真実を突き詰める勉強をしていくべきなのです
以上