歩くところを見て考えた
街で少しずつしか足を前に踏み出せない人を見つけて観察していました
この人には付き人がいて歩く練習をしているらしいのですが、歩く練習中は大きく足を踏み出せるのに、付き人が離れると再び小刻みな歩行をしてしまうみたいです
この人を見ていると小さな歩行しかしないとどんなにその歩行で急いでも大きなゆっくりとした一歩の連続には勝てないな、と感じました
これは人の成長も同じことですよね
例えばテニス部にA君とB君がいたとします
A君はテニスが大好きで一生懸命ですが、なかなか上達しません
B君はテニスが好きではないけど、センスがあると言われてテニスをやっていますが練習はいつも遊び半分でやっています
確かに現時点ではB君が上手いかも知れませんがB君は少し練習したらサボってばかり
その反面、A君は真剣にテニスをしているので、元々のベースはかけ離れていても成長率を見ればA君の方が成長率は高くなりますよね
それが続けばいずれA君はB君に勝てる時がくるかもしれません
大きな一歩とは、興味を持って一生懸命に取り組む事以外にもあります
株で例えると損失の許容範囲と同じだと思います
買った値段から1万円も下がってないのに買った株を売ってばかりいると株価は上がりません
株とは上下に波を打ちながら上昇していくので1万円無くなったくらいで売ると下がった後の上昇が取れないから負けてしまいますよね
しかし損失を買った株の10%減益で売ると決めるとどうでしょう?
しっかり上下の波を捉えることができます
大きなリスクと言う一歩を受け入れるだけで小さな利益を取っていた時より後々大きな利益に繋がるのです
小さなことをコツコツすることも大事だけど、見守る姿勢も重要です
子供の成長も同じでできない事があればすぐに手助けをしたくなりますが、少し待つというリスクを取ることで達成できた時の喜びも2倍以上になるのと同じですよね
みなさんもまずはいつもより少し待つ1日を過ごしてみてください
今まで気がつかなかったことが新たに発見できるかもしれませんよ
以上